RECore Fusionに接続する

  1. 無線LANを使用して接続する
  2. ブラウザでUIを開く
  3. RECoreにファームウェアを書き込む
  4. 設定を行う
  5. 有線LANでの接続
  6. ssh接続
  7. 電源を切る

1.無線LANを使用して接続する

RECoreFusionと無線LANを使用して接続しましょう。

出荷時設定のRECoreFusionは、起動するとAPモード(無線LANアクセスポイントとなるモード)で起動します。パソコンやタブレットなどから、このアクセスポイントに直接接続してプログラミングや設定を行います。

APモードで起動が完了すると、前面のステータスLEDがオレンジ色で点灯します。LEDが点灯したら、端末から以下のアクセスポイントに接続してください。

  • SSID : recore-fusion
  • パスワード: recorefusion

これでRECoreFusionとの接続は完了です。


2.ブラウザでUIを開く

RECoreFusionにブラウザで接続して使用しましょう。

端末のブラウザから以下のURLにアクセスしてください。

  • recore-fusion/
    または
  • recore-fusion.local/

正常に接続できると、UI画面が表示されます。

RECore Fusion ホーム画面
  • Jupyter notebookを開く : プログラミング環境を開きます。
  • 設定 : 各種設定画面を開きます。
  • 電源を切る : Raspberry Piの電源を切る、または再起動します。 RECore本体の電源は切れません。

3. RECoreにファームウェアを書き込む

RECoreFusionに接続して、設定画面からRECore用のファームウェアを書き込みます。

トップ画面の「設定」をクリックして、設定画面に移動してください。

RECore Fusion 設定画面

「RECoreファームウェア書き込み」をクリックして書き込みウィンドウを開いてください。

ファームウェア書き込みウィンドウ

画面の指示にしたがってRECore本体左側面の2つのボタンを操作して、RECoreを書き込みモードにしてください。操作が終わったら左下の「書き込み」ボタンをクリックしてファームウェアを書き込んでください。

書き込みが始まると「書き込み中……」が表示されます。書き込みが正常に行われると表示が変わり「書き込みが完了しました」と表示されます。

書き込み中
書き込み完了

書き込みに完了したら、最後に右のボタンを一度押して、RECoreをリセットしてください。

ボタンが手順通りに押されなかったり、問題が発生した場合には「書き込みに失敗しました。」と表示されます。手順を再確認し、再度書き込みボタンを押してファームウェアを書き込んでください。

何度か行っても書き込みができない場合、サポートへお問い合わせください。

4.設定を行う

設定画面から各種設定を行うことができます。

無線LAN AP設定

APモードに関する設定が行なえます。

設定の反映には再起動が必要です。

  • SSID : APモードで使用されるSSIDを設定できます。初期設定では「recore-fusion」に設定されています。
  • Password : APモードで使用されるパスワードを設定できます。8~63文字で入力してください。
  • 設定 : 入力した内容で設定します。
AP設定

無線LAN 接続設定

STAモード(無線LANの子機となって、アクセスポイントに接続するモード)に関する設定が行なえます。

  • 見つかったネットワーク : 周囲のアクセスポイントを検索し。見つかったネットワークが選択できます。
  • Password : 選択したアクセスポイントのパスワードを入力します。
  • 追加 : アクセスポイントを接続先として登録します。
  • 設定済みネットワーク : 登録済みのアクセスポイントを選択できます。
  • 削除 : 選択した設定済みのアクセスポイントを削除できます。
接続設定

STAモードで接続先を設定すると、次回起動時から自動で設定したアクセスポイントに接続します。接続に成功すると、ステータスLEDは緑に点灯します。

STAモードでネットワークに接続されているときには、RECore FusionにはLAN経由で接続を行います。

無線LAN 切り替え

無線LANの動作モードを切り替えることができます。

設定の反映には再起動が必要です。

  • APモード : 常時APモードで起動します。
  • STAモード : 接続設定で登録したアクセスポイントに自動で接続します。周囲に登録したネットワークがない場合、または接続できなかった場合は、自動でAPモードで起動します。
無線LAN動作モード

ホスト名設定

ホスト名設定が行なえます。

設定の反映には再起動が必要です。

  • ホスト名 : ホスト名を入力します。ホスト名はブラウザから接続するときのアドレスと、ssh接続するときのクライアント名になります。
    例 : ホスト名を「fusion-001」とした場合は、再起動後からは「fusion-001/」または「fusion-001.local/」とアドレスに入力して接続します。
ホスト名設定

アップデート

RECoreFusionのソフトウェアアップデートを行うことができます。

アップデートにはインターネット接続が必要です。インターネットへ接続できる無線LANの設定または有線LANの接続が必要になります。

アップデート確認をクリックすることで現在インストールされているソフトウェアのアップデートがあるか確認することができます。アップデートが見つかった場合、アップデートを実行することができます。


5.有線LANでの接続

Raspberry PiのLANポートを使用して有線での接続が可能です。


6.ssh接続

sshで接続することで、直接Raspberry Piを使用することができます。

初期設定の接続先、ユーザー名とパスワードは以下のとおりです。

  • 接続先 : ホスト名設定の通り(初期設定ではrecore-fusion)
  • ユーザー名 : recore
  • パスワード : recore

7.電源を切る

RECoreFusionでは電源を切る前に必ずWebUIの「Raspberry Piの電源を切る」から「電源を切る」をクリックし、Raspberry Piの電源を切ってからRECore本体の電源スイッチを切ってください

この操作を行うことで、Raspberry Piの各種データやOSを保護することができます。

また設定を変更した場合などは「再起動」をクリックすることでRaspberry Piを再起動することが可能です。